医療現場の大学病院やクリニックで働いてた頃の私の日常

 

私は病院・クリニックに臨床工学技士として合計10年ほど勤務していました。
主に透析室での勤務です。
その経験を元に働いてきたことを赤裸々に語って行きます

病院やクリニックの大学病院での勤務の話

大各病院に勤務していた時のことについて赤裸々に語ります。
私の経験なので、他の病院とは違うところがあるでしょう。

大学病院に出勤したら

大学病院に勤めていた時は、朝が早かったです。
とは言っても、基本的に透析室の朝は早いです。

透析の場合は多人数用の透析機のために透析液に透析液を作るための粉を入れたり、個人用の透析機に個人用の透析液を繋げなければいけません。

 

透析液は機械で自動的に濃度を調整して作成してくれます。
これには時間がかかるので、透析開始までに立ち上げないといけません。
なので、病院に到着したら真っ先に行わないといけなかったです。

透析治療の開始前

私が勤務していた大学病院の透析患者さんは基本的に入院患者でした。
外来で透析を受けにくる患者さんはごく少数です。

 

透析のために入院しているのではなく、他の病気などで入院している透析患者さんや透析を導入したばかりの患者さん、教育入院をしている患者さんなどです。

透析患者さんの治療開始時間は決まっていて、それまでに準備をしないといけません。

 

透析の準備は、ダイアライザーと血液回路を透析機に繋げて生理食塩水で洗って充填させるプライミングを時間までに全て行います。
その後やその最中に1人が透析液の濃度を測定します。

 

透析液の濃度の数値がおかしい場合はも一度サンプルをとって再測定します。
透析液の濃度がおかしいと患者さんは安全な透析を行えないので、正常値になっていない場合は他の透析機を使う場合があります。
これは時間の関係ですね。

濃度が全て正しい数値の範囲内に収まっていたら透析を開始します。

透析開始

透析開始時間になったら看護師さんに連れられて患者さんが入室します。
歩いてくる患者さんも入れば、車椅子でくる患者、ストレッチャーで運ばれてくる患者さんもいました。
ストレッチャーで入室する患者さんは基本的に後半に入室されました。

比較的重症な患者さんがストレッチャーで運ばれますが、本当に重症な患者さんは透析室に入室をせず、ICUやCCUで透析を行います。
一般的なHDではなく、CHDFが多かった印象です。

 

患者さんが入室したら体重を測定します。
この透析前の体重からドクターが指定した体重まで除水を行います。
あまりにも体重の増え幅が多いばいはドクターに報告して除水量を設定してもらいました。
これは透析中に変更することもあります。

 

準備ができたら消毒をして穿刺を行います。
シャントがない場合は留置しているカテーテルに繋いで透析を行います。

透析中

全ての患者さんの透析が開始されたら、次の日の透析の準備を行なったり、ICUやCCUにCHDFの回路を繋げに行きます。
透析の準備はダイアライザーや血液回路、生理食塩水を患者の人数分用意することです。

患者さんは自動血圧計を装着して15分おきにバイタルチェックを行います。

バイタルに異常があればアラームがなるので様子を見に行きます。
意識があるか確認したり、腕が曲がっていたことも考えられるのでもう一度バイタルを測定します。

もしも血圧が100以下になっていたら除水を一時的に中断します。

あまりにも低い場合は生理食塩水を入れて血圧をあげます。

 

足を上げることで血圧を上げるという手法をとる透析施設もありますね。

このように、患者さんが安全に透析を行うために絶対に看護師や臨床工学技士が透析室に常駐します。

透析後

3時間〜5時間で透析が終了します。
一般的な透析時間は4時間です。
透析が終了すると返血を行います。

返血を行なったら体重を測定して終了です。

患者さん全員の透析が終了したら、次の日の透析の準備です。

 

この準備は、透析中に用意していたダイアライザーや血液回路などをベットの上に置いたりすることです。
こうすれば次の日にスムーズにプライミングを行えます。

個人用の透析機に透析液を運んだりもします。
これは一つ10キロほどのものを2つ運びます。
A液とB液ですね。

その後、ICUやCCUなどの治療がなければこれで終了です。

透析クリニックの場合

大学病院の透析の流れを私の経験をもとに解説しました。
透析クリニックも一通りは同じなのですが、違いについて解説します。

クリニックは定時に帰れる

大学病院の場合は入院患者さんによって治療がバラバラですが、透析クリニックは治療を受ける患者さんは長期的に通院してくれるので基本的には決まった時間で透析開始になり、決まった時間に終了します。

 

なので基本的には残業がなく定時に帰れます。

看護師さんの場合は特に定時になったらタイムカードを切って帰宅開始していました。

なので、看護師さんで転職失敗したくない人はクリニックがおすすめです。

(上記はおすすめの転職サイトなども案内)

これは定時に着替えに行くわけではなく、着替え終わった状態担っているということです。
仕事が早めに終われば時間までくつろげるのがクリニックの魅力でもありますね。

夜勤や呼び出しがない

大学病院に勤務していると夜勤がありますね。
オンコール番をすることもあります。

救急で運ばれた患者さんがCHDFや血漿交換などの血液浄化の治療が必要な場合は電話で呼ばれることがあります。

 

中には、ディズニーランドで並んでいるときに呼ばれて病院へ行ったという人もいます。

透析クリニックの場合は救急が絶対にないので呼び出しなどありません。
なので休みの日や勤務が終わった後は平気で休めます。

 

また、透析クリニックには深夜帯の勤務はないですが、仕事を終えた人が透析に来るための時間帯に勤務する準夜勤があります。
準夜勤はもちろん手当がつき、10時半までの勤務でしたので終電は余裕でした。

大学病院とクリニックの勤務はどちらがいいか?

これはあくまでも個人的な意見です。
私はわけって病院での勤務を離れていますが、また医療業界で働くとしたら透析クリニックで働きます。

 

大学病院は仕事量が多くて夜勤や残業をこなしていけば収入が高くなっていきますが、透析クリニックは残業がなくて定時に帰れるので体力的に楽です。

なので、勤務するのなら透析クリニックがいいですね。